樹上生活

木の上に暮らしている

寝溜めいただきます

ちょうど繁忙期が終わったところで仕事が落ち着いていたのでズル休みをすることにした。
夫のことは大切だけども、わたしはひとりの時間がないと気持ちの整理が追いつかないときがある。何かよく分からない漠然としたモノに焦り始めるのがその兆候で、その気配がしたらとにかく何もせず一日中寝続けて、脳みそのデフラグをすることが肝心。
朝は11時まで寝て一瞬トイレ行ってまた寝て、13時に起きて水飲んでまた寝て、15時にやっと起き出してせんべい等のおやつをちょっとつまんで今度はリビングの床で寝て、夕方になったら急に胃腸と気分か爽快になっており、もとのレールにガチッとはまることができる。この流れが一番スッキリするなと、30数年の人生のうち後半10年ぐらいで気づいた。ちょっとした断食(ファスティング)なのかもしれない。

だいぶ前にテレビで汚部屋の特集をやっていて、汚屋敷の主で「納豆仙人」と呼ばれている方が出ていた。その人の発言ですごくしっくりきていまだに一字一句違わず覚えているものがあったので、もっと長いこと覚えていられるようにここへ書く。「一人で孤独で寂しくて心地が良いよ」。




よし、有給休暇を取得した。
わたしより先に会社を出て、後から返ってくる夫は休んだこと自体気づかないかもしれない。帰宅したところをノーメイクで出迎えて、してもいない化粧のことを「今日は帰って即メイク落としたよ」とか嘘っぱち言うのかな。それもまた背徳感があって寝溜めが捗るかもな、とか考えてにやにやしている。